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タイのノラ猫たち タイ式の審査風景 第2回国際ショー


タイ式の審査風景

ボクは八重子さんの審査よりもタイの審査に関心があります。
審査員はコラット協会の正式審査員ですが、コラットと言うのは地名でもあり、猫種のコラットとは異なって、タイでは”猫”の代名詞です。


 会場は中央で仕切られて、一方はタイ キャットの審査ですが、出陳者は柵の外から遠巻きに審査員が各ケージの上に猫を上げて、もう一人の年配の審査員に確認しながらチェックして初期に伝えると、点数とコメントを書き込んでいます。



 口もしっかり開いて歯も調べます。耳も目も、骨格も、筋肉も、朴訥とした中に真剣な表情が印象に残りました。


 審査員の性分でしょうか、朝方、ボクが気になって抱かせてもらった、ホワイトのオス(ブルーアイ)が、タイ・キャットの総合最優秀猫でした。
とっても健康美にあふれ、顔も柔らかい輪郭の三角形、目はアーモンド型、持ったときにズシリとして筋肉の発達が素晴らしい。性格はやんちゃで甘えん坊、飼い主は美人でした。(ちと余計・・・)

 
  タイのオリジナルな猫・タイキャットについて

旅をすると、世界の国々では土着のオリジナルな猫を見ることができます。今回、私たちが興味を持ったタイキャットは、オリエンタルタイプ(細身)ですが全体に柔らかな丸みがあります。キャットショーではタイの猫好きたちが自慢するタイキャットに出会いました。

 私たちの知っているシャム猫のルーツはタイですから、この国にシャム猫がいても不思議はありませんが、血統猫として考えると、現在、既に公認されている猫種は、それぞれが改良されオリジナルな血統猫として存在しているのですから、毛色や目色は同じでちょっと迷いますが、この猫たちはドメスティックなタイキャットであってシャム猫ではありません。

毛色もバラエティーですが現在では白に人気があるようで、目の色はグリーンが基本になっています。そして、シャムネコと同じポイントの猫もいて目の色はブルーです。この猫の先祖達はイギリスに渡ってシャム猫の原型になりました。多彩な毛色の猫たちはオリエンタル ショートヘアーやハバナ ブラウンの原型になったようです。

コラットはタイを代表するブルーの毛色の猫種ですが、他にも、シンガプーラのようにティックドタビーの猫がいたり、タイは過去から現在まで世界の猫種の宝庫だと実感しました。