アビシニアンスタンダード解説3(減点と失格)


アビシニアンは、とても繁殖の難しい猫種です。第二次大戦後に血統つきのアビが確認されたのは、米国で12匹だけだったと伝えられます。ナチュラル・ブリードのアビシニアンの品質の向上を図るためには、減点と失格について、厳格な繁殖プログラムが望まれます。


■サンプル
各部分 CFAスタンダードより
  猫ヒゲチェックポイント・アドバイス




減点 正しくない足裏の色。長く幅の狭い頭。 短く丸い頭。足に横縞がある。濃色の切れ目のあるマーキングの斑点。尾にリングがある。コートの冷たい または、グレーの色調。
注 意 胸前の白い部分の乱れも多く なっています。もし、この白さが純白であったなら、それは失格になります。足の縞については、ブルーやフオーンのように薄い毛色になると見逃されるようですが、注意が必要です。


失格(DISQ) 白いロケット、または鼻孔、顎、喉の上部以外のホワイト。尾のキンクまたは異常。濃色の切れ目のないネックレス。肌に近い部分のアンダーコートがグレーで、体の大部分に広がっている。レッドアビシニアンのブラックの毛色。足の指の数の相違。容認されている4色以外の毛色。
警 告 純白の斑点(スポット)は異種交配(主にシャムとの交配が考えられる)の形跡とされます。ごま粒ほどの純白のスポットが見逃されたり、誤魔化されているのを残念に感じます。