illust by maruya nagao



  「横浜猫物語」ストーリー


  ボクは主人公のツートン、白黒の太っちょ猫、小さなときに拾われて、今では横浜外人墓地のすぐとなりの高級住宅地で、のんびりと飼い猫生活を楽しんでいる。

 日々の生活は平々凡々とした繰り返しだけれど、その平凡な中にも、それなりの苦労あるもので、恋をしたり、小さな冒険旅行に出たり、猫ならではの「猫集会」もあるし、変てこな夢だって見るんだよ。

 そして、悲しい別れ、いろいろなトピックスを四季折々にお話を進めたいと思います。
 
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  やっと、全編を掲載することができました。
  20数年前(1980)に飼っていた「黒白のハエちゃん」がモデルになっています。でも、本当はハエちゃんは女の子でした。

  知り合いのキックボクサーが見事なカンパチを一匹ぶら下げて、ふらりと遊びに来て、「大島に釣りに行ってきた」と土産にくれました。
  その懐に入っていたのが、まだ生後3週間程度のハエちゃんで、ボクサーはテレ笑いをしながら「こいつ預かって欲しい」と言います。

  カンパチは頂いたし、1週間だけの約束で預かりましたが、これがやんちゃで、まあ、やることなすこと、直ぐに我が家の主人公になったのです。
  それから、10数年、ハエちゃんは我が家に居候したのです。
                            by 猫ひげ