遺伝に使用される用語の解説(1)


A因子


(アグーチの因子座はメラニン小粒の性質を決定する。)

ワイルド・タイプ(アグーチは一本一本の被毛に灰色と黄色の縞がある)

アグーチの被毛はぼやけた縞模様を作り、又、縞と縞の間にある。

濃いマッカレルの縞やクラシックの縞の部分の被毛はアグーチ部分より蜜である。

縞の部分の被毛はアグーチ部分より長い。


B因子


(酸化した黒のメラニン、茶系の変化。)


C因子


(C因子座または白変種相対形質は、明暗度または色素形成の水準を変化させる。)白変種動物はチロチナーゼ活動の中に障害がある。


D因子


(マネチーズ・ディルター・色などを薄める遺伝子)

 稀弱の遺伝子は毛管の小粒の配列の変化で薄色の被毛を作る。)


ホモ接合子


Homozygous(ホモ)

(同じ遺伝子の組み合わせ・例えば優性と優性、劣性と劣性)


ヘテロ接合子


Heterozygote(ヘテロ)

(対立する異なる遺伝子の組み合わせ・例えば優性と劣性)

(現在は使用されないが、黒の遺伝子をEEとして、黄色または赤の遺伝子をeeとした。現在では黒をBで表わし、赤をRとする。伴性遺伝子としてX染色体により運ばれる


伴性遺伝


(猫の毛色はX染色体にある為、オス・メスの性にともなっている。) 

相対形質(自然界にあるワイルドタイプ・野性型に対して、突然変異により生じたものは、優性と劣性の相対関係になる。例えばショートヘアに対してのロングヘア)


優性と劣性


(相対形質において表面に見えるものが優性、隠し持たれるものが劣性)
Dominant(優性・大文字で表す)  
Recessive(劣性・小文字で表す)


(親の代)、P1(親)、P2(祖父母)、
(子)、F1(雑種第一代)、F2(雑種第二代)


隔世遺伝


(突然に表れた祖先に似た形質において用いられるが、タイプの隔世遺伝は同血型の繁殖における動物に起こりうるが、その概念は純血種の血統の突然の変化を説明することはできない)


XX


(メス)


XY


(オス)


XXY


外見の毛色はメスであるが、遺伝子の異常によりオス性を持つ。
繁殖不能の場合が大半である。